40年間で「納豆格差」は1/5に?
関東と関西では、昔から食文化にさまざまな違いがあります。
だしの味、うどんのつゆ、肉じゃがの肉、そして納豆。
今回、総務省の家計調査をもとに、関東と関西の納豆消費の差を整理してみました。
【画像1:2024年 納豆消費 関東と関西の差】

2024年時点でも、関東のほうが関西より納豆消費は多く、東京都区部と大阪市を比べると、およそ2倍近い差があります。
つまり、今でも「関東のほうが納豆をよく食べる」という傾向は残っています。
ただし、昔と比べると、この差はかなり縮まっているようです。
【画像2:納豆消費 関東と関西 昔と今の差】

40年前には「5〜10倍」ほどあった納豆格差が、現在では「約2倍」まで接近。
ざっくり言えば、40年間で納豆格差は約1/5になったそうな。
確かに昔は、自分が好きか嫌いか以前に、納豆を見るだけで顔をしかめる人がいた印象があります。
関西では「納豆? くっさ、ゲボ吐きそうや!」という空気が、今よりずっと強かった気がします。
今で言うなら、電車内の551のような存在だったのかもしれません。
好きな人にはたまらないけれど、苦手な人や不意打ちを受けた人にはなかなか強烈。
かつての関西における納豆も、そんな立ち位置だったのではないでしょうか。
情報の均質化や物流速度の進化によって、こうした地域ごとの文化的なムラは、これからも少しずつ薄れていくのだと思います。
全国どこでも似たような商品が買えて、同じ情報に触れられる。
便利になったのは間違いありません。
ただ、その一方で、少しさみしい気もします。
「東では当たり前だけど、西では驚かれる」
「地元では普通だけど、よそでは通じない」
そういう文化のズレや偏りも、旅先で感じる面白さの一部だったように思います。
納豆格差が縮まったことは、食文化が広がり、選択肢が増えた証拠です。
一方で、地域ごとの“クセ”が少しずつ薄れていくことでもあります。
納豆ひとつを見ても、40年という時間の中で、食卓も、流通も、価値観も大きく変わってきたのだなと感じます。


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